たくさんの強い武将が登場する漫画キングダムですが、その中で最強とも言われる王翦。
しかしその性格はなかなか独特みたいです・・・((((;゚Д゚))))
仮面に隠された彼の素顔とは?そして実は史実でも大活躍!?
この記事では王翦の最新情報や今後の活躍も含めて、解説していきます!!
目次
実は危険人物??王翦の素顔が気になる!!
キングダム56巻、王翦、王飜が灼熱すぎたナ🔥🤒 pic.twitter.com/fkuxeiSMed
— tami 👾(さこひとり。) (@35tami35) November 21, 2019
天才が世に知られずにいた理由
秦国最強の将軍とも言われる王翦ですが、列国にその名が響き始めたのはまだまだ最近の話です。
あの有名な六大将軍・王騎と同じ王家の出身である王翦。しかも分家出身の王騎と違って、本家の血を引く王翦はもっと有名になってもいいはずでした。
戦もめちゃくちゃ強いですしね(^o^)
そうならなかったのには、実は理由があります・・・。
王翦はその危険思想が理由で、秦国内では危険人物として位置づけられていたからです。
その危険思想とは、「自分の国を作り、自分が王様になりたい」というものでした・・・。
そもそも将軍とは、王に忠誠を誓い、国のために戦う存在であるべきはず。
自分本位すぎる王翦の思想は危険と判断されたのでしょう。
一方で将軍・蒙驁(もうごう)だけは、王翦の類まれなる戦の才能をより早く見出し、蒙驁軍の副将として、長く登用していたようです。
「勝てる戦しかしない」戦略は少し保守的??
知略を用いた戦いに長け、相手が想像もできない奇策によって多くの勝利を掴んできた王翦ですが、その戦い方には、少々保守的なのかな??とも見える部分があります。
王翦はよく砦に立てこもるという手法をとりがちです( ー`дー´)
蒙驁軍副将として参加した廉頗との戦いや、合従軍との戦いなどで、誰も攻め入ることができない立派な砦を作り、その中に布陣していました。
敵としては「マジか!!そんなとこに立てこもられたら、攻めようがありませんがなっっ!!」というわけです。
史実でも王翦は築城や砦化が得意だったようですので、そのあたりが反映されているのだとは思いますが・・・。
見ているこっちとしては「いやいや、本陣が今大変なんだから、でてきて助けに行ってくれよぉぅ」。゚(゚´Д`゚)゚。とは少し思ったりもします。
しかも自分の国を作りたいとか言っちゃうタイプの方なので、このまま砦にこもったまま出て来ないのでは??と疑いたくなったりも正直します・・・。(ノ`Д´)ノ
しかし!!王翦もなんだかんだわかってはいるようで、もうさすがにやばい!!負ける!!ってなったらどこからともなく現れて、決定的な仕事をしたりもするのです。
本人も「勝てる戦しかしない」と言っているぐらいですから、本当の本当に勝てるタイミングでしか、策を仕掛けないタイプなのかもしれませんね。
王翦将軍の強さは史実でもヤバすぎる!?
王翦なしでは中華統一はあり得なかった!?
王翦は史実にも登場する武将ですが、始皇帝が中華統一を成し遂げるにあたり、非常に大きな役割をしています。
1つ目は、趙との戦いです。ちょうど今物語の中で描かれているところですね。
王翦が鄴(ぎょう)と閼与(あつよ)を落としたことで、趙王都・邯鄲(かんたん)に攻め入る準備が整います。
この2箇所をとったことで、秦は邯鄲に攻め入る際の補給路を確保し、長期戦が可能になりました。
それまで趙は邯鄲に攻め入られても、入り口を塞ぐことで敵の退路を絶っていましたが、鄴と閼与がとられてしまうと、その趙に有利な戦い方ができなくなってしまうのです!!
さらに物語の中にも出てくるように、鄴は周りを掘りで囲まれ、高い城壁がそびえ立つ難攻不落の城です。
なんと歴史上で鄴を落としたのは王翦のみともいわれています。
このことからも王翦の功績が中華統一にとってどれだけ重要だったかがわかりますね!!!
2つ目は、強敵楚との戦いです。ここでも王翦は手腕を発揮しています。
楚との戦いは中華統一への道の終盤に行われるわけですが、そのころには王翦は老齢になり、前線から退いて生活していました。
開戦前、秦王政は信と王翦を王宮に招き、こう質問します。
「楚を滅ぼすためには、どれくらいの兵が必要か」
それに対して2人の答えは・・・。
信「20万で楽勝!!」
王翦「60万の兵が必要です」
王翦が長く戦場から遠のいていたこともあり、秦王政は王翦の感覚が鈍ったのか?とでも疑ったのでしょう・・・。
政は信の意見を採用し、20万の兵と信を出陣させるわけですが、なんとこれが大失敗。信は多くの配下を失い、ボロボロになって敗走します。
結局その後、王翦が60万の兵を率いて出陣し、大国楚を相手に勝利を収めるのです。
王翦の最期とは?討たれてしまうのか!?
まだまだ続く趙との戦い
実は鄴と閼与を落とした後も趙vs秦の戦いは続いていきます。
王都・邯鄲を落とさなければならないからです。
歴史の書物によれば、王翦は羌瘣(きょうかい)とともに、趙王都に攻め入ったとの記述があります。羌瘣は飛信隊の敏腕女副長です!!(人´∀`)
もしかすると!!朱海平原の戦いでの羌瘣の活躍が王翦に認められ、その後の戦いの将に抜擢されるのかもしれませんね??
羌瘣は今まで飛信隊という枠の中、信のもとでしか戦ってきませんでした。
飛信隊のために、強烈な切り合いも引き受ける。羌瘣はそんな健気なキャラクターなんです!!
これはもしかして、ものすごい成長のチャンス!?
信と同じく大将軍になることを目標としている羌瘣。
今までは信を影で支えているようなイメージでしたが、これを機に自立し、信と対等な将軍クラスの武将になっていくのかもしれませんよね!!
王翦「お前は王になりたくないのか」
羌瘣「いや、なりたくないですし」
みたいな二人のやりとりも見てみたいですね~!!
羌瘣は飛信隊のために身を削る正真正銘のがんばり屋さんだから、利己的な王翦の考え方は、もしかしたらいい刺激になるかも~\(^o^)/
王の信頼を勝ち取ることはできたのか
ここで気になるのは、王翦は最終的に秦王の信頼を勝ち取れたのか??ということです。
楚への出陣の際も、王翦に60万の兵を任せてしまうと、裏切られて秦に攻め込まれると大打撃になるかもという心配がありました。
また、楚との交戦中には王翦は何度も秦王に使者を贈り、「戦の褒美に土地がもらえるのが何より楽しみだ」というメッセージを送っています。
これは、あくまで自分は秦国が戦に勝つために戦っているという王翦なりのアピールだったと考えられます。
王翦も自分があまり信頼されていないことに、薄々感づいていたのでしょうね(*´・ω・)(・ω・`*)
王翦が本当に自分の国を作りたいと思っていたかどうかはわかりませんが、秦王との信頼関係はそこまで強固なものではなかったようですね・・・。
まとめ
王翦の素顔が少しでもおわかりいただけたでしょうか!!
ちょっと人と違う思想の持ち主である王翦ですが、その強さは幾多の場面で証明されています。
趙との朱海平原での戦い、そしてその後も続く中華統一への道のりの中で、王翦の活躍が大いに期待されますね!!